原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

20140814-2 独白又は毒吐く

 私は生来のへそ曲りです。ですから、これから書く事は、偏屈青年が世の中を斜に構えている管見と思って頂ければ幸いです。
 


 幽霊や霊魂と云うのは絶対に有ると云う人も居れば、絶対に無いという人も居ます。私は生まれてこのかた、幽霊に出会った事も感じた事も無いので、居ないと思ってます。
 こう云う事は相対的な問題で、立証不能だし居ると信じる人に居ない・・・と証明で出来る訳でも無いですしね。
 
 ただ、科学の世界では有るか無いかと云うのは絶対に証明されなければ成りません。証明出来ない事は無い・・・少なくとも証明されるまでは無いと云う事に成ります。此処まで書くと、私が何を書きたいか、薄々感づく方もいらっしゃるかも知れませんが、例の件で御座います(笑)。
 
 STAP細胞問題で此岸から彼岸へ旅に出た、高名な学者さんが居られます。何故、必ず再現しろという封緘命令(艦船が出航後に洋上で開封する命令書、機密保持のためです)を出したまま旅に出てしまったのか。
 可愛い子飼いの弟子が『有る』、『200回も作った』っと断言して居るのですから、あと数か月・・・信じて待てばすべては解決した筈なのに・・・。失われた名誉は回復され、一躍生命科学のトップに躍り出て、嫉妬して居た京大のノーベル賞教授なんか、蹴散らす事が出来たでしょう。
 
 一時期、『オーラが見える』と称してTV界を席巻して居た、イタコ崩れの霊媒師は、色々と嘘がばれてしまった後も堂々としたものです。立証不可能な事を良い事に、今でも少なくない信者から、寺銭を巻き上げて悠々として居ます。
 
 科学の世界は立証が全てです。つまり大先生は口では信じると言いながら、STAP細胞が実現不可能か或いは、説明している手法では再現出来ないと悟ってしまったため、三途の川渡河ツアーに出かけて仕舞ったのではないでしょうか。
 営々と築き上げて来た学者としての名声・信用が、国費で飼っていた『僕のシンデレラ』によって全て破壊されてしまう。しかも、もう間も無く決定的な結論が出て仕舞う・・・その恥ずかしさに、堪えられなかったのでは無いでしょうか。
 
 追い込んだとはいえ、旅に出るのは本人の事情と責任ですが・・・、国費を浪費し日本科学界の信用を失墜させた詐欺師(或いはトラビアータと言いましょうか)の罪は、とても大きいと言うべきでしょう。
 そろそろ庇い合いをしてないで、ネタに飢えたワイドショーに引き渡せば良いのに。TVは国民的関心事を扱えて視聴率が稼げるし、国民は下種な探求心を満たす事が出来て、Win-Winです。
 
 マスゴミの第1の使命は、政府・行政を監視しその疑義を正す事に有るのですから、公金を扱う研究所だってその対象でしょう・・・。肝心なところでいつも手緩いなぁ~・・・、梨本さんが彼岸で泣いてるよ。