音楽の贈りもの 第6回 前田朋子 ヴァイオリン・リサイタルにて
先日に引続き、本編の記事です。御写真は借用させて頂きました。
前半のプログラム第1曲目はヘンデルのヴァイオリン・ソナタ 第4番です。ヘンデルのヴァイオリン・ソナタには一言も二言も御持ちの音楽家前田朋子さん。以前、シェリングの演奏を風邪を引いた様な演奏だと仰って居た事が有りますが・・・、、演奏を聴いた後は納得してしまいました。。
優美にして典雅、古典を踏まえつつも古びが無くむしろ新鮮な感じを受けたのは、奏者自身がキチンと咀嚼出来て居る所為でしょうねぇ~♪♪♪
続いて2曲目はブラームスのヴァイオリン・ソナタ 第2番です。良い演奏で有った事に間違いは無いのですが、、少しヴァイオリンが歌い過ぎ??な気がしなくも無かったような・・・。私はもう少し内向的というか、、情熱は内に秘めて居る方が良かったかなぁ~~~。
この曲に関して言えば、どちらかというとピアノに重きを置いて、ヴァイオリンはそれに答える・・・っというのが私の好みです。
後半のプログラム第1曲目はハイドンの二つのヴァイオリンのためのデュエット、2曲目はショスタコヴィッチの2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品でした。此処からはスペシャルゲストの石井志津子先生が参加されました。
曲の感想もさることながら・・・、、石井先生凄い!!です!!素人鑑賞家が何を言うかっという感じですが、基本の力が凄い!!所作の一つ一つ、一音一音に積み重ねて来たレベルの高さを感じずには居られませんでした!!!勿論、朋子さんも少しも負けてませんけどね。
ファンとしては失格かも知れないけど、、ついつい石井先生のヴァイオリンの音色により耳を傾けて仕舞って、、。。2つのヴァイオリンが奏でる美しい音色に、改めてハイドンとショスタコヴィッチの作品の良さを教えて貰いました♪♪♪
後半最後の曲はサラサーテのカルメン幻想曲♪♪♪この曲は、、正に朋子さんのために有る様な曲といっていいでしょう♪♪迸る情熱と熱狂をそのまま奏でるっというのは情熱のヴァイオリニストにもっと相応しい♪♪♪(御本人はカルメンというよりはトスカですけれど)
まぁ、、改めてちまちま書くまでも無いですが、実に素晴らしい名演でした♪♪演奏終了とともに『ブラボー!!』の声が上がり、会場は割れんばかりの拍手♪♪♪
卒業公演の際にもこの曲を弾かれたとか。その際は止めた方が良いと言われたにも関わらず、当日演奏後に客席にバラを投げたとか・・・(笑)。朋子さんの御友人方からも同じ話を聞いた事が有ります、、余程印象的だったのでしょうねぇ~(笑)。。
ただ私は冬の旅は歌えても、故郷は歌詞を良く知らないので耳を傾けておりました。
会場では亀吉さん、シルさん、あかりさんと再会しました♪♪一応はスタッフの身としては、職務を放棄して歓談という訳にも行かず、軽く御挨拶しか出来ませんでした。
事前に朋子さんから楽しいリサイタルに成りますよ♪♪っと予告を受けて居ましたが、その言葉通りに楽しいリサイタルでした♪♪♪
此処からは余談です(笑)。
厚かましくもリサイタル終了後の打ち上げに、御相伴させて頂きました。石井先生から朋子さんの小さい頃の御話を聞き、、微笑ましくも少しも変って無いんだなぁ~っと(笑)。。
それと、、怒らないからと率直な感想を求められて、、チョッと困ったなぁ~(笑)。私は朋子さんの大ファンだけど、信者では無いから・・・ね。。
石井先生と二言三言お話ししましたが、「朋子ちゃんの可愛い演奏が大好きよ」っとの事でした。この意見には私も全く同意見です♪♪♪
次回は11月には鎌倉の雪ノ下教会でBachの演奏会が有ります。Bachに関しては過去を見渡しても3指に入る音楽家でです!!!聞き逃したら損ですよぉ~!!!