昔の仕事について･･･手抜きをするとわが身に返って来ます。。

　昨日の続きです。。この仕事は、、長距離ガス埋設配管で口径は16B(=400mm)の被覆配管を延々と60km施工する仕事でした。

　野外で工事をしてると仕様書通りに成らない事はままあります。それを仕様書通りに施工するのが現場監督の腕の見せ所です。

　配管敷設工事は弊社の仕事、管路掘削工事は○○組(大手ゼネコン)で日々打ち合わせと喧嘩の日々でした。
　ともかくも図面通りに仕上げるのは本当に大変な事です。予備調査が不十分で予期しないトラブルが続出しました。べンド配管(曲がり管)の数が足りない、予期しない出水が有ったりと･･･とね。。

　施工仕様の一つに既存埋設配管の下越し・上越しは300mm以上離す事っと云う規程が有りました。これは相互干渉や、将来新規に敷設した配管が沈下した際にダメージを受けるのを防止するための措置です。。

　これが本当に一苦労、、規程値ギリギリで施工した個所は数えきれません。但し、、私の受け持った工区は全部規程通りに施工しました。。当時は手抜きをするなんて考える程の余裕も無かった所為ですがね。。

　但し担当外の工区では施工完了後に悲劇が起きました。この規程を守らなかった為に、、沈下した配管が30箇所以上で既設の配管を壊してしまう事件を起こしてしまいました。。
　このお陰で会社は大損害！！担当して居た先輩(2歳年上)は子会社に転籍出向に成り、本社のマネージャーは転籍出向のさせられた上に退職に追い込まれてしまいました(所長は部長の子飼いでしたので御咎め無しでした)。。。

　マネージャーの送別会が大荒れに成った事は言うまでも無いですがね。。