原始物狂の実践哲学!?

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イェルク・デームス ピアノリサイタルで大感激の巻

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 先日、10月26日に東京文化会館であったイェルク・デームス氏のピアノリサイタルへ行ってきました。演目は第1部はシューマン、第2部はショパンと云う構成でした。詳しくは上のポスターを拡大してみて下さいね。
 
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 座席はE-26番で前から4列目センター右寄りの席で鑑賞しました。もともとはショパンを聴きたくて行ったリサイタルでしたが、結果としてシューマンの良さを改めて教えて貰いました。
 私の拙い文章力ではかえって魅力を損ねてしまいそうなので・・・、、割愛しますが・・・デームス氏が登場し、椅子を調整して着席し鍵盤に指を置いた瞬間から、魔法に掛けられてしまいました。
 
 シューマンピアノ曲ってこんなに魅力的だったの???今まで聴いて居たシューマンが全て無価値というか、過去の遺物に成ってしまい・・・新たなマイルストーンを見出してしまいました。
 
 夢とも現とも区別が付け難い聴体験でしたが、後ろの席(F-24)の方の貧乏ゆすりで軋む椅子の音と、隣の席(E-27)に座って居た女性の首を前後に大きく振って、ときどき此方に当たってくる居眠りだけが此処が文化会館の小ホールだと実感させてくれました(笑)。
 
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 第2部のショパンにプログラムは大好きなバラードが2曲も入って居る素敵なプログラム♪♪先ずはバラード3番・・・あーーーー、、なんて素晴らしいショパンの調べでしょう♪♪会場も水を打った様に静まり返り、少しの雑音も聞こえません。
 ショパンはルビンシュタインとツィメルマンだ!!っと頑なに信じて居たのですが、、これを聴いてしまうともうメロメロです(笑)。。デームス氏も会心の演奏だったのか、弾き終わるとピアノに向いながらニコリと微笑んでおられました♪♪♪
 続いて即興曲3番、その次はショパンで一番好きなバラードの4番!!!!響いてくる1音1音に自分の体が雲散霧消して、空気に溶けて行く様です。知らず知らず涙がこぼれて仕舞いました。。
 
 全曲演奏が終わってみると、、訳も無く涙ぐんで仕舞い・・・、、演奏を聴いて泣くなんて何年ぶりの経験でしょうか・・・。
 
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 サイン会の席で大変感激した旨を拙いドイツ語でお伝えしたのですが、、通じたかどうか。。ただ写真を撮らせて居ただきたいとお伝えしたのは、、しっかり伝えられたようで(笑)・・・ちゃんと撮れてますよね(笑)♪♪
 
 明日(今日ともいうけど)はウィーンの3羽カラスの2羽目、パウル・バドゥラ=スコダ氏のリサイタルへ行って来ます!!!