原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

前田朋子 サロンコンサート へ行くの巻 その2

 大変遅くなりましたが、6月6日、鎌倉パークホテルで行われた『前田朋子 サロンコンサート』の続きの記事です。
 
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 ティータイムが終わっると、後半の演奏に成ります。無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004です。こうやって書いてしまうと、記号の羅列の様に成ってしまいますが、シャコンヌを含む曲と書けば通りが良いでしょうか???
 
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 昨今の無味無官能で技巧一辺倒な売音業的演奏家が多い中、朋子さんのような音楽の使徒の様な芸術家は貴重な存在の様に思います。
 前置きが長くなりましたけど、パルティータの感想ですけが・・・、しっかりと根を張った古木の様な安心感が在りながら、少しも苔生して居ないし、枝葉の先端まで精神的エネルギーが迸って居る!!!
 
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 イメージ的にはこんな感じかな???バッハに限らず、クラッシック音楽と云うのは先人の手垢に塗れて居るし、歴史的な名演奏も数多く残って居ます。
 そんな中で、伝統的解釈を踏襲しつつも自分のエスプリを加えていくというのはとても大変で才能の居る事だと思います。。
 
 或る人は曲の重みに埋没し、或る人は旋律の美しさに幻惑され曲の意味を忘れてしまったりね。。
 
 
 私が最も理想とする演奏は、伝統的解釈を程良く踏襲しつつ、自己を没せずに作曲家の魂をに新たな息吹を吹き込む様な音楽。書いて居て随分ハードルが高いと思うけど、昔はそういう芸術家が確かに居ました。
 最近の若手ではこの種の演奏をしてくれる方は皆無。通称『デュランティ』とうストラドを愛用するヴァイオリニストが居るけれど、、名前先行で学芸会レベル・・・なーーんて方も居る始末ですしね。。。
 
 そういう中で、前田朋子さんの演奏を始めて聴いた時、雷に打たれたように凄くショックだったし、何百カラットも有るダイヤの原石を見つけた様な興奮を今でも鮮明に覚えています。
 
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 偉大な先人に例えるなら、フランチェスカッティオイストラフの時も有り)とグリュミオーの演奏を足して2で割って、E・フィッシャーの様な温もりと深い精神性を加味し、活火山の様な情熱を内に秘めて居ると言えば遠からずかな???
 
 話をサロンコンサートへ戻します。
 
 バッハの演奏終了後、今回のコンサートの収益を藤沢市ダウン症協会に寄付されました。その風景はみゆっぴさんの記事でご確認ください。
 
 続いて、朋子さんのウィーンのお土産を掛けたビンゴ大会(笑)。私はビンゴ抽選機を回すの大役を仰せつかりまして、、。。抽選機を確認した際に、しっかり蓋を閉めなかった為に回転させたら玉がごっそりにげ出してしまったのは御愛嬌(笑)。。
 
 インペリアルトルテや紅茶・・・、、一度も当たった事が無いなぁ~っと思いつつ今回も何事も無く終了(笑)。。。
 
 コンサートも終わり、朋子さんが出口で御挨拶をするために机に置いたヴァイオリンを取りに戻られた刹那、『アンコール???』の声が上がり、急遽アンコール演奏する事に成りました。
 
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 カルメン、ハバネラ、タイスの瞑想。。1曲終わる事に、まだ○分有りますよぉ~!!っと云う声が上がり、都合3曲の演奏となりました。隣の席のみゆっぴさんは大変深く感銘を受けている様に御見受けいたしました。
 
 この後は、ファンクラブの懇親会でしたが、私は荒塩をつまみに冷酒をあおって居たので、、写真は有りません(笑)。。きっと酒好きに思われただろうなぁ~、、否定はしませんけどね(笑)。。。
 
 ともかくも楽しく充実した2日間でした♪♪♪ウィーンに戻られてから活躍を期待して止みません♪♪