原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

名曲喫茶 その54 オーケストラの試金石


ミハイール・イヴァーナヴィチュ・グリーンカ(Mikhail Ivanovich Glinka)

歌劇≪ルスランとリュドミラ≫ 序曲(Overture:Ruslan and Lyudmila)

 スイス・ロマンド管弦楽団(Orchestre de la Suisse Romande)

 指揮:エルネスト・アンセルメ(Ernest Ansermet)

イメージ 1 一昔前ならば、フランス系の音楽を誰の指揮で何処のオーケストラで聴くのが一番良いか??っと尋ねられたら、ほとんどの人がこのコンビを答えたのではないでしょうか??
 
 フランス系・ロシア系の作品を聴く限り、、十分に通用するなぁ~♪♪♪今ではシャルル・デュトワモントリオール交響楽団のコンビにすっかりお株を奪われた感が有りますが・・・。

 さてこの歌劇≪ルスランとリュドミラ≫ 序曲はオーケストラの実力を測る試金石っと呼ばれる曲だという事をご存じでしょうか??
 
 弦楽器が忙しく華麗に走り回らないと曲が死んでしまうのです。このアンセルメの演奏は5分30秒・・・標準的です。しかし、、この曲は早く演奏すればするほど良いのです!!
 
 作曲家の意図を無視して早ければ早いほど良い曲っていうのも珍しいですが、私の知る最速の演奏は・・・ムラビンスキーの4分39秒、、オーケストラも崩壊寸前でよく頑張った!!って感じです。。