上野毛 鮨いちかわ
12月30日のお話、一年の締め括りのに夫婦で上野毛のお気に入りの鮨屋でディナーを頂いて来ました。嫁ちゃんはなんと30日もお仕事を入れて居て、川崎でピックアップ・・・と云うか合流して、いざ上野毛へ(笑)♪♪♪
昼間は寒気が緩んで居ましたが、夜に成るとそれなりに寒かったですね。上野毛からテクテクと歩いて行くと、体が冷えて仕舞うので、先ずは熱燗を頂いて喉と心を潤します(笑)♪♪♪
オーソドックスなスタートですが、明石の鯛に蒸し鮑♪♪♪鯛も鮑もいわゆる・・・甘味で無い甘みに満ちておりまして、実に上々吉な肴でスタートです♪♪♪
此方は大将がお知り合いから送って貰ったという『ビワマス』です。琵琶湖の固有種で、ヤマメの亜種・・・と云う事ぐらいの知識しか持ち合わせておりません(笑)。白みそに浸けて焼いて出していただきましたが、脂が上品で他のマスの様な変なクセというか臭味も無く・・・旨味だけを強く感じて実に美味でした♪♪♪♪
鰤の塩焼きと蕪の炊き物を合わせで頂きました♪♪♪鰤は旬ですねぇ~♪♪塩で焼いただけなのに滅法美味い♪♪♪蕪も箸を入れると、何の抵抗も無く・・・口の中に放りこむと旨味と熱さの共演(笑)。口の中がとても熱いので、熱燗から冷酒へ変更(笑)。
握りの始めは大間の鮪。赤身、中トロ、大トロの3連打(笑)。良い鮪って云うのは赤身が美味いね(笑)♪♪中トロや大トロが美味いのは当たり前だけど、通ぶって言うと赤身が鮪の試金石(笑)。勿論、この中トロも大トロも本当に甘く美味くて、美味しさに驚いて嫁とも顔を見合わせて仕舞う程♪♪♪
鯵は鹿児島出水(いずみ)の物♪♪産地だけ聞いても期待できますが、厚みの有る身を食べ易く細工して頂いております。味の深み・濃さと脂の甘み・・・初夏が最も美味いとされる鯵ですが、今回もご機嫌な美味しさです♪♪♪
更に小肌と〆鯖へと続きます♪♪♪小肌は酢の締め具合が真に絶妙でして、夫婦そろって絶賛です(笑)♪♪♪勿論、〆鯖も負けづ劣らず良い味を出しております。よく出来て居るという書き方は、上から目線の様で今一つですが、こう書くのが〆鯖の美味しさを伝えるのに適して居る様に思います(笑)。
北海道は昆布盛の雲丹。美味い雲丹はほんのりと昆布の旨味を感じますが、此方も勿論です。雲丹の本来の良さに、昆布の天然グルタミン酸と云う旨味が追加されて・・・良いですね♪♪♪まったくもってご機嫌です(笑)♪♪♪
最初に出て来た中トロを漬けにしたモノ・・・美味くない訳ないですよね(笑)。まったく中トロの漬けは禁じ手だよなぁ~・・・本当に(笑)。
コースの最後は穴子、塩とツメで頂きました。どちらも美味いのですが、この日の私は塩の方がより美味しく感じました。しかし穴子って云うのは手間が掛りますね、よく煮てそして仕上げに焼いて出す。手間が掛って居るけど、その分美味しくて客としては嬉しい一品です♪♪♪
この後はいつも通りの、鉄火巻きと干瓢を頂きましたが。その際に、元々有名なに日本料理屋さんで修業された大将から、この時期ならではの苦労話・・・お節の仕込みに付いて色々とお話を聞く事が出来ました。
お節は仕込も大変だそうですが、お重を並べお料理を詰め、さらに梱包するのも一苦労だったとか。さらに発送した後に、味が違うとクレームの電話が有ったりと・・・お話を聞くだけでも大変さが偲ばれます。
味が違うのは、お店で食べるのと違う訳ですし・・・、お節は元来が作り置きしてそれを食べるものですからね。要するに、期待して居た味と違うと云う事らしい・・・です。まぁ、それもおお店の味が有る訳ですから、仕方の無い事だと思うんですけどね。
話が脱線しましたが、いつも通りの巻物はいつも通りに美味しくて、ご機嫌な一年の食べ収めに成りました♪♪♪個人的には色々と大変な2014年でしたが、美味い料理で嫌な事は洗い流して・・・2015年も頑張るぞ!!!