原始物狂の実践哲学!?

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地球探査船は直径20kmの鉄球

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 ふと、昔大学の地球物理学の講義を思い出して、気の向くままに書いてみます。地球物理学って云うのは、地球の物理学的なアプローチで地球と云うものを解明しようと云う学問です。
 
 突然ですが、地球は柔らかいでしょうか固いでしょうか??我々が普通に生活して居る限りでは、固いっという答えが返ってくるでしょう。でも地球物理学的には柔らかいが答えです。
 
 仮に直径20kmの鉄球が有れば、その自重で地球の中心まで沈み込んで行く事が出来ます。直径20kmって云うと東京都の23区の端から端の大きさくらいですから、、大きいと云えば大きいかもしれません。でも地球の直径は13,000kmですから1/650しかありません。
 これを例えるならば、鶏卵の上に仁丹の1粒の1/10の鉄球が載っただけで、中心まで沈み込んでしまう事に成ります。つまり地球はそれ程に柔らかいのです。
 
 因みにこの理屈を応用して鉄球で地底探査船を作った場合、約100年で地球の中心に到達できるそうです。ただ難点が有るのは、この船では行ったきり帰って来られないそうです(笑)。
 今の科学力は宇宙の遥かかなたにある小惑星に行って、サンプルを持って帰る事が出来るのに、地球の中の事は殆んど解って居ません。今まで、人類が掘削した最深は12,261mです。地球という卵の表面に傷を付ける程にも成って居ません。
 
 いつか地球の中心に行くと云う事が空想から現実に成る日が来るのかなぁ~~???