原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

人間は何処まで自由を享受出来るのだろうか???

 最近、リバタリアニズム(絶対自由主義)について考えている。端的に言うと、国家の介入を否定し個人の自律を重んじる考え方です。
 具体的にあげると、徴税・徴兵の拒否、貨幣の自由発行、売春・薬物・銃の規制撤廃、等々・・・、、要するに自己の権利を縛る国家も社会も否定する・・・・っと私は理解します。
 
 山奥で一人で自給自足か、ロビンソン・クルーソーの様な暮らしをするのならそれも許されるでしょう。
 しかし、たった2人・・・夫婦の間ですら自己の権利を縛る決め事をしなければ、生活出来ないのに、どうして絶対自由を享受する事が出来るのでしょうか???
 
 100人居れば100通りの考え方が有り、それらを整合させて最低限のマナーを作ったのが法律だと私は考えます。
 
 アメリカの成人(選挙権を持つ人)の10~20%はリバタリアニズムを支持しているそうです。私だって税金は払いたくないし、銃砲を所持してみたいと思います。
 
 リバタリアニズムを具現化した社会の住人に成るには、強固に自己を律する事が求められるでしょう。逆に法律に絡め捕られる社会というのは、自己の良心を社会に預けると云う事で、自由は無くても気楽では有ります。
 
 私は人の良心とか道徳心と云うものに、過剰な信を置いて居ません。ユートピアよりも世俗の垢とゴミに埋もれて生活していきたいですね。