普天間基地移設問題が解決できない本当の理由。。
普天間基地移設問題で揺れている民主党と日本。。国外移設が前提と叫ぶ人あれば、部分移転や県外移転・・・色々と百家争鳴で、本当はどの案でアメリカと交渉するのか国民もちっとも解らない。アメリカ側からすれば、交渉のテーブルに着く意思すら無い様に見えるのではないでしょうか???
そもそも、根本的に解決出来ない理由をいくつか上げると…
①首相が苦労知らずのおバカさんだから
②太平洋戦争でアメリカに負けたから
③民主党が左派親中政権だから
④日本国民に国防に関する意識が希薄だから
⑤アメリカを説得出来るだけの論拠が無いから
①~④に関しては説明は不要だと思いますので、割愛します。⑤について言うと、日本国にはアメリカを説得出来る論拠が何も無いからです。
仮にアメリカが普天間から移転は出来ないっと通告された場合、日本にはそれを論破することは難しい考えます。何故なら、アメリカは自国の防衛、北東アジアの情勢、ありとあらゆる観点から検証する能力があるが、日本国にはその能力が欠けているからです。
たとえば、グアムへの移転に関して、『現地は受け入れの意向』とか『アメリカ高官筋によれば・・・』っと結局のところ自前の資料も無しに、先方の資料で検討していては足元を見られるのは当たり前です。
例をあげるなら・・・
日本:この見積もりは高いねぇ~、、安く出来ないの??
アメリカ:出来ません、そもそも高いと思われる理由は何ですか??
日本:6,000万円はちょっと高すぎるよ、値引きしてよ・・・稟議通らないよ。
アメリカ:高くありません、見積書の通りです。
日本:AとBって一緒に纏めれば安くなるのでは??
アメリカ:斯々然々(かくかくしかじか)の理由でAとBは一緒に出来ません。
日本:そこを何とか・・・長い付き合いじゃないですか、こちらの面子も立てて下さいよ。
交渉というのは相手が有って初めて成立する訳で、一方的に意見を押し付けるのは交渉とは言いません。民間企業ならこういうやり取りも有りでしょうけれど、、国と国の話し合いをこの感覚でされたらたまりません。
相手を説得したいならば、それ相応の資料を提示して理詰めで交渉するのが普通ですよね???株主(国民)からいつ解任されるか解らない代表取締役 社長(首相)の実行を伴わない言葉なんて・・・マーケット(国際社会)が信用しないのは当然と言えば当然ですよね。。
私は全く民主党政権を買っていないし、それを隠そうとは思いません。さっさと総辞職してしまえばよいとも思っています。ただし、それは国内問題で幕引きするべきであって国際的な問題で退陣するべきではないとも思っています。
諸外国の政治家でも一流と言われる人達は、国家的懸案事項に関しては党派を超えて協力しています。普天間問題というのは倒閣の絶好のチャンスだと私も思いますが、国家の体面を傷つけ対外的に重大な影響を与える事柄については、軽々しく取り上げて非難・論難をしては成らないと思うのです。