原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

名曲喫茶 その47 あなたのドアをノックするのは誰??

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンLudwig van Beethoven

交響曲 第5番 ハ短調 作品67《運命》(Symphonie No.5 c-moll op.67)より

第1楽章:Allegro con brio

指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)

録音:1947年5月27日 ベルリン、ティタニア・パラスト

 初めてフルトヴェングラーの5番を聞いた時、カラヤンやC・クライバーの演奏に慣れ親しんで居た私に耳には大仰で咽帰る様な暑苦しさでした。正直に言えば耳に易い演奏とは言い難いかもしれません。

 20代の私は拒否反応気味でした。しかしこのCDを買ってから既に10年以上、今この録音を聞くと当時受け止めきれなかった物が、しっかりと受け止められて居る事に自身の変容を感じます。

 迫力と云い、熱気と云い、ほとばしるエネルギーの奔流を受け止めるには私が未熟だったと言う事だと思います。

 この録音は、戦後フルトヴェングラーが追放解除後の最初のコンサートの録音です。ベルリン市民はこの大指揮者の演奏を聴くために、何日も前から並んだと云います。
 或る人は当時貨幣以上の価値が有ったコーヒーやタバコと云った嗜好品を、或いは自らの靴と交換でチケットを手に入れたそうです。

 超満員のコンサートホールにフルトヴェングラーが現れると、、聴衆は狂ったような万雷の拍手で彼を迎えたそうです。やはり人は『パンのみに生きるものに非ず』と云う事なのでしょう。。




フルトヴェングラーは足でリズムを刻みながら指揮をする事が有ったそうです。そのCDを注意深く聴いて居ると、、その事が確認出来ますよ♪♪