原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

名曲喫茶 その21 ショパンの伝道師

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フレデリック・フランソワ・ショパン(Frédéric François Chopin 1810-1849)

○バラード Ballades

① 第2番 へ長調 作品38

② 第4番 ヘ長調 作品52

ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)

イメージ 1 ショパンは生涯に4つのバラードを書いて居ますが、今回はその中から第2番と第4番をピックアップしました。
 ショパンのバラードと云うと1番がとくに有名ですが、今回はあえてこの2つの作品をUPしました。
 第2番はシューマンに献呈された作品ですが、シューマンはあまり評価していなかった様です。
 また第4番は最後のバラードで有るとと時に、ショパンの作品の中でも特に評価の高い作品と成って居ます。
 
 一昔前は、ショパンが弾けないピアニストはピアニストに非ず・・・でした。その中でルービンシュタインショパンの大家っと言っても過言ではないと思います。
 
 過度な演出も無く、流麗でも無いけれど、、ごく自然な語り口で足し算も引き算もしない。それがかえってショパンの魅力を引き出して居ます。
 基礎からしっかりと曲を組み立て、暖かく血の通った、、それでいて過度の個性を排するスタイルはショパンピアノ曲の持つ魅力を十二分に引き出して居ます。

 ショパンのCDは数多く出て居るけれど・・・、、初めて聞くのなら、ルービンシュタインをお勧めします。そこから自分の個性に合った演奏を探して行くと、、ブレ無く色物にも引っかからずに楽しめると思います。。
 音楽に限らず、、最初に変な癖がつくと・・・その癖は中々抜けないものです。紛い物の多い中、本物を愛でて楽しむ事を覚えるのは決して損な事では無いと思いますよ。