原始物狂の実践哲学!?

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名曲喫茶 その16 貴公子のヴァイオリン

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フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ(Felix Mendelssohn-Bartholdy)

ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64(Concert for Violin and Orchestra in E minor,Op.64)より

第1楽章:Allegro molto appassionato

○ヴァイオリン:ナタン・ミルシテイン(Nathan Milstein)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

○指揮:クラウディオ・アバド(Claudio Abbado)

イメージ 1 メンデルスゾーンの名曲について書いても仕方が無いので・・・演奏して居る名ヴァイオリニストについて書こうかと。。
 
 ミルシテインは日本ではやや忘れられた存在の、玄人好みのヴァイオリニストです。
 ハイフェッツと同門で同じくらいの超絶技巧手と評判ですが、私はむしろそのヴァイオリンの切れ味鮮やかで、素晴らしく美しい音色に特徴が有るヴァイオリニストだと思います。
 名曲を感情豊かに奏でると、、聴いて居るうちに耳がお腹一杯に成ってしまう事が良くあります。
 その点、テクニクッが絶妙で表情豊かなのに・・・後味がベタベタしないでむしろすっきりさせてくれる。。
 
 私の勝手な想像ですが、、彼の中にはもう一人の自分が居て・・・どんなに演奏に集中していても、高所から絶えずチェックして居る。技巧と抒情を上手にコントロールして爽やかな美音を引き出すそんなヴァイオリニストだと思います。
 さて、、皆さんはこの演奏を聴いて如何に??