原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

名曲喫茶 その5 男の成りたい商売

 その昔、男性が憧れる職業に、1に内閣総理大臣、2に連合艦隊司令長官、3にオーケストラの指揮者と挙げた評論家が居ますが、、此処は名曲喫茶で御座いますので、、私のお気に入りの指揮者についてチョイとUPしていきます。

カルロス・クライバー Carlos Kleiber



 20世紀を代表する大指揮者のカール・ベームは、ドイツ「シュテルン」誌(1981年8月20日号)のインタビューの中で、次の世代の若手指揮者で唯一才能を認めた指揮者として、カルロスをあげている。

 そこでは「カルロスは天才的な男だよ。父親の様にね。」(だけど)「やっぱり(父親と同じく)気難しい男でね、周りの者がてこずってるよ。」「彼にはいつも『お前は紡ぎ手だね。人を魅了する紡ぎ手だよ』と言ってるよ。」と答えている。

 カラヤンは彼を正真正銘の天才と評しており(ヨアヒム・カイザーの談話)、またバーンスタインクライバーの指揮したプッチーニの「ラ・ボエーム」を「最も美しい聴体験の一つ」だと語っている。

Wikipediaより

 私も同感です、、特に指揮をする姿の流麗さには惚れ惚れしてしまいます。。その音の素晴らしさときたら、、。
 スポーツカーのスピード感に最高級車の乗り心地♪♪♪♪詩情あふれるその音は、鮮やかにして寛猛自在のその指揮ぶり、その音色に惚れない人は居ませんよ♪♪

カール・ベーム Karl Böhm



 ベームの身振りはいつもごく控えめで、お世辞にも「格好良いバトン・テクニック」とは言えない。カラヤンとは異なり表面的効果と縁を切った、本質的な事柄を指揮にこめることに没頭していたからである。演奏に対して非常に厳しい態度で臨むことから、アーティストやオーケストラ団員に愛されるというよりは、むしろ怖れられていた。

 オーケストラの調子のいかんに関わらず組まれた予定通りに稽古に打ち込み、抽象的、詩的な表現を用いずに基本的なリズム、ダイナミクス、音程などを鋭く指摘し、音楽の土台をがっちりと固めようとする練習は、練習嫌いで知られたウィーン・フィルから反感を買うことしきりであったと言われる。

 また、非常に率直に、そしてやや毒舌を交えながら楽員に注意を与えたり、若い楽員を見つけては楽器の構え方から細かいことまでうるさく言ったり、楽員には意地悪にさえも映ったようだ。

 しかし、これらの行動は音楽に対して神経を尖らせていたために生じたものであり、ウィーン・フィルの名コンサートマスターであったゲルハルト・ヘッツェルなど、実力のある楽員たちからの信頼は絶大であった。
 テレビのインタビューに「あなたは練習に際して不安を持っているのですか?」と質問されて「はい、私はいつも練習が不安です、だからすぐ厳しくなるのです。」と本人は告白している。

Wikipediaより

 地味ですが、、正に正統中の正統派です。現在流行りのタイプの指揮者では無いですが、、スルメと一緒です。。噛めば噛むほどに滋養溢れる音楽、、聴き込まないと良さが解りにくいですが、、一度味を覚えると、、忘れられないですよ♪♪



 最近妻に笑われるほど、、クラシック音楽に嵌まって居る今日この頃です。。