原始物狂の実践哲学!?

自分の好きな事、音楽と食べ歩きの記事が中心です。

名曲喫茶 その1 ウィーン気質。。

 さて、、今回は興味のない方はスルーして下さい。。最近、チョッとした切っ掛けでクラッシク音楽に回帰したレ・ミゼです。
 そんな訳で芸術の守護聖人の私がお勧めする曲やCD・DVDを紹介しようと云うのが今回の趣旨です。。そこで栄えある最初の曲に選ばれたのが・・・

喜歌劇《こうもり》

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■台本 カール・ハフナー、リヒャルト・ジュネ
■演出 オットー・シェンク
■監督 ブライアン・ラージ
■指揮 カルロス・クライバー
■演奏 バイエルン国立管弦楽団バイエルン国立歌劇場合唱団
■制作 ユニテル、1987年

■出演
アイゼンシュタイン:エバハルト・ヴェヒター
ロザリンデ    :パメラ・コバーン
アデーレ     :ジャネット・ペリー
フランク     :ベンノ・クッシェ
オルロフスキー  :ブリギッテ・ファスベンダー
ファルケ     :ヴォルフガング・ブレンデル
 DVD(つまり目)で楽しむのならば、、絶対にカルロス・クライバー盤がお勧めです♪♪他にも色々有りますが絶対にお勧めです!!
 クライバーの指揮は惚れ惚れするけど、、テンポはチョッと早目でアクティブな感じ。また演奏も流石は専門家(バイエルン国立管弦楽団バイエルン国立歌劇場合唱団)でやって居るだけあって、完璧。
 歌手陣も特に秀逸で、特に小間使いのアデーレなんていかにもそう云う顔つきだし(笑)。。ロザリンデとアデーレの技巧度のバランスも丁度良いしね。完成度の高い作品です。所謂隙の無い作品に仕上がっています♪♪

 但し、CDで音だけ楽しみたいという方は、、ボスコフスキー盤のこちらがお勧め。。

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 こちらはいかにもウィーンで御座います♪♪っと云った感じかな。。やや纏りの悪さが有るが、耳で楽しむにはむしろクライバー盤よりも上ではないかと思ってます。
 テンポ・ルバート(或いはアゴーギクかな??)が心地よい♪♪つまり丁度良い感じなんです。。完璧すぎない所が良いんです♪♪
■指揮 ウィリー・ボスコフスキー
■演奏 ウィーン交響楽団ウィーン国立歌劇場合唱団

■出演
アイゼンシュタイン:ニコライ・ゲッダ
ロザリンデ    :アンネリーゼ・ローテンベルガー
アデーレ     :レナーテ・ホルム
フランク     :ワルター・ベリー
オルロフスキー  :ブリギッテ・ファスベンダー
ファルケ     :デードリッヒ・フィッシャーディスカウ
第1幕
 ガブリエル・フォン・アイゼンシュタインの妻ロザリンデは困った事に直面していた。一つは役人を殴ってしまった事で5日間の禁固刑を申し渡されてしまった夫。夫は刑の取り消しを要求したが、ブリント弁護士の下手くそな弁護でかえって刑期が延びでしまい、8日間の禁固刑を言い渡されてしまう。

 それだけでも災難だが、家の前ではかつての恋人アルフレードが、毎日のようにセレナーデを歌ってロザリンデに思いを寄せている。しかも今夜ロザリンデの夫が刑務所に入るので、その留守にロザリンデと逢引しようと企んでいる。ロザリンデの方もまんざらでもないのだが、なにぶん世間体が気になるのでどうすることもできない。

 そこへ夫の友人ファルケ博士がやってくる。博士はアイゼンシュタインに、刑務所に入る前に今夜舞踏会がロシアのオルロフスキー公爵邸で開かれる、そこで楽しんでから刑務所に入ればいいとすすめる。しかし妻はどうする、と言ってためらうアイゼンシュタイン。博士は奥さんなんて黙っておけばいくらでもごまかせる、といってそそのかす。すっかりその気になったアイゼンシュタインは、舞踏会に行く事を承知する。

 博士が去ると、アイゼンシュタインは妻に礼服を出してと言う。まるで夫が自分だけ楽しみにいくようだと察知した妻は、それなら自分も……と決心し、小間使いのアデーレに今夜は暇を出す。アデーレはおばさんの具合が良くないので今夜暇が欲しいと言っていたが、実は姉から手紙で誘われてオルロフスキー邸の舞踏会に行くつもりだった。喜んで去っていくアデーレと夫を見送ったロザリンデ。そこへアルフレードが現れる。久々の浮気にロザリンデもまんざらではなく、2人は一杯飲みだす。ところが、あろうことかそこへ夫を連行しに来た刑務所長フランクが現れる。

 夫がいないのに男を家に引き入れたことが知られるととんでもない事になる、と思ったロザリンデは、とっさにアルフレードを夫に仕立てる。後でどうにかするからというロザリンデに、アルフレードもアイゼンシュタインに化けることを承知して、身代わりに刑務所に連れて行かれる。

第2幕
 オルロフスキー邸では華やかに舞踏会が行われていた。この家の主オルロフスキー公爵は、ファルケ博士に何か面白い事は無いか、退屈だと言う。ファルケは、今夜は“こうもりの復讐”という楽しい余興があると告げる。

 やがて、女優オルガと名乗ってロザリンデのドレスを着込んだアデーレや、フランス人の侯爵ルナールを名乗るアイゼンシュタインが現れる。アイゼンシュタインは、女優オルガにむかって「家の小間使いにそっくり」と言うが、彼女の方はこんなに美しく優雅な女が小間使いなわけがないじゃない、とアイゼンシュタインをさんざんからかう。

 そこへ刑務所長フランクもシュヴァリエ・シャグランの偽名でやってくる。めちゃくちゃなフランス語で挨拶するフランクとアイゼンシュタイン。そして仮面をかぶってハンガリーの伯爵夫人に変装したロザリンデが現れる。

 ロザリンデは、夫が刑務所に行かずに遊んでいる上に、アデーレが自分のドレスを着ていることに腹をたて、夫をとっちめることを決意する。一方アイゼンシュタインもこの伯爵夫人に目をつけ、自慢の懐中時計を取り出して、妻とはまったく気が付かず口説きだす。この懐中時計を浮気の証拠にしようと考えたロザリンデは、言葉巧みにこれを取り上げる。そこへ人々がやってきて仮面の女性の正体を知りたがるが、彼女はハンガリーの民族舞踊チャールダーシュを歌って「私はハンガリー人よ」と言う。

 更に人々はファルケ博士に“こうもりの話”をしてくれと言う。これは、3年前ファルケとアイゼンシュタインが仮面舞踏会に出かけた帰り、アイゼンシュタインは酔いつぶれたファルケを森に置いて来てしまう。翌日、ファルケは日も高くなった中、仮面舞踏会のこうもりの扮装のまま帰宅する破目になり、それを見た近所の子どもから「こうもり博士」という変なあだ名をつけられたというわけだ。

 こうして話の種は尽きないが、オルロフスキー公爵の合図で晩餐が始まる。夜も更けると舞踏会を締めくくるワルツが始まり、みんなが華やかに歌い踊る。やがて午前6時の鐘が鳴り、アイゼンシュタインはあわてて出頭する時間だといって去っていく。フランクも刑務所に帰らなきゃとばかりに2人して会場を後にする。まさか、同じところに行くとは全く思わずに……。

第3幕
 刑務所の中ではアルフレードが相変わらずロザリンデへの歌を歌っている。酔っ払った看守のフロッシュがくだを巻いていると、そこへ同じく酔っ払ってご機嫌なフランクが戻る。酔っ払い同士が掛け合い漫才をしていると、アデーレがやってきて「自分は小間使いだけれど女優になりたい、パトロンになって」と頼み込む。しかし、人が来るのでフランクはアデーレを留置場の空き部屋に入れる。

 やってきたのはアイゼンシュタインだったが、既に牢には別人が入っているので驚く。そこで、アイゼンシュタインは様子をうかがうために、ブリント弁護士から服を借りて弁護士に変装する。刑務所を訪れたロザリンデは昨日の経緯を弁護士に話すが、怒ったアイゼンシュタインは正体を現し、妻をなじる。ところが妻はあの時計を取り出し、逆に夫をぎゃふんと言わせる。

 そこにファルケ博士とオルロフスキー公爵が現われて言う。「昨日舞踏会に誘ったのは、すべて私が仕組んだこと。3年前の“こうもりの復讐”です」と。では浮気も芝居なのか、と安心するアイゼンシュタイン。アルフレードはちょっと実際とは違うけどまあいいか、とつぶやく。アデーレはオルロフスキーがパトロンとなって女優になることになり、最後はロザリンデの歌う「シャンパンの歌」で幕となる。

Wikipedia抜粋
http://island.geocities.jp/two_four_six_o_one/Fledermaus.wma
 音楽評論とかって意外と難しいなぁ~、、最初で最後に成りそうです(笑)因みに私はオルロフスキー公爵役のブリギッテ・ファッスベンダーの声質が好きなんですよ♪♪